【常設展】2012年2月 -February 2012-
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松江城を中心とした城下町。
巡らされた堀や、その外側の武家屋敷など、
その保存状態が良く、うまく現在の観光産業に活かしている。
ゆるキャラやタレントショップに頼らず、俗化されていないのだ。
非常に落ち着く水の都。また訪れたくなった。
旧大社駅からゆっくり歩いて30分弱、出雲大社。
ひたすら荘厳である。
お参りをして、やっぱり海の方へ流れる。
途中、出雲阿国の塔やら展望台やら。
ところで今回の旅で、東西に白く雪を被った山が2つ見えた。
ひとつは大山で、もうひとつは、どうやら三瓶山(日本二百名山)らしい。
本来なら、出雲大社周りに含むつもりだったのだが、
あまりにも素晴らしいので、項目独立。
今は廃線となってしまったJR大社線の終着駅。
現在残されている駅舎が竣工したのが、大正13年。
廃止されたのが、平成2年。
ほぼそのまま昭和の歴史である。
圧倒的なスケール感。広い構内。豪華な調度品。
出雲大社のお膝元。相当に繁栄した事が窺える。
旅に出る前、色々と調べる。
出雲大社へは、どうやって行けば良いか。
一畑電車という鉄道が近くまで行っているらしい。
この一畑電車、地図を見ると宍道湖の北岸スレスレを走っている。
海とか湖とか川とか、水モノは大好きである。
湖越しに大山とか見えるのかしら。こりゃ行かない訳にいくまい。
という事で、フリーキップを買って乗り込んだ。
ローカル線。
都会の電車は苦手だが、こういうのどかな路線は大好物。
何でも、映画(脱サラした中年男がローカル線の運転士になる物語)の撮影に使われたそうだ。
今度テレビで放映されたら視る。
山陰の小京都、津和野。
そこには、新築のマンションやショッピングセンターなどない。
出来ても、受け入れられないだろう。
古いものを保存していくのは、並大抵の事ではない。
物理的にはどうしても老朽化するから、
それを補修するにも、歴史を見つめ、理解する事が必要である。
にっぽんの原風景。いつまでも残して欲しいものである。
語呂合わせで、フ・ジ・サン。
条例にも制定されているそうだ。
乙女峠から望んだが、雨と雲と霧で、脇腹の一部が辛うじて見える程度で断念。
北側の河口湖に回り込めば、別天地のような快晴。
ひとつの山の南北で、これだけ天気が違う。スケールがでかい。