【常設展】2012年5月 -May 2012-
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縦横無尽に組み上がった赤い鉄骨。
一本たりとも無駄な部材は無いのだろう。
一本たりとも必要な部材が欠けてはいないのだろう。
だから大震災でアンテナはひん曲がっても、本体は無傷。
半世紀以上風雨にさらされてもなお健在。
スカイツリーはまた今度。
ほとぼりが冷めてから。
小雨の降る中、東側が開ける江の島へ。
部分食の始まる6:18にはスタンバイしていたが、太陽が一向に姿を現さない。
厚い雲が次々と押し寄せ、全く改善の気配がない。
駄目かもしれない。
半ば諦めかけた7:25頃、中心食直前になって、雲間からキラキラ光るCの字が現れた。
フチがつながって約5分間の金環日食の後、部分食になった途端に、また厚い雲に隠れてしまった。
ある意味、奇跡と言えるだろう。
将棋の駒の産地として有名な天童市。
とにもかくにも、街中のありとあらゆる意匠が駒の形。
市内を流れる倉津川。
両岸は枝垂桜の並木。架かる橋には駒の名称が与えられ、大好きな赤い欄干。
地元の桜は潔く散ってしまったが、僕は脳ミソが桜色なので、往生際悪く東北まで追いかける。
置賜さくら回廊。よくある桜のトンネルではない。
南陽市赤湯温泉から白鷹町荒砥まで、延々43kmにわたって名木が点在する。
特に山形県道11号長井白鷹線沿いに、大木、巨木、老木が多い。
樹齢数百年。千年を超えるものもいくつか。
老木なので、いずれも杖をついている。人工透析で再生を図ってるものも。
痛々しいようだが、それでも毎年欠かさず綺麗な花を咲かす。