【常設展】2015年12月 -December 2015-
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予報に反して、天気晴朗なれども、西方に雲多し。
毎年恒例の最後の夕陽は、隙間に8分間。
雨は夜更け過ぎに、雪へと変わ・・・らずに、うまいこと上がってくれた。
silent nightではない。大いに騒々しい。
色とりどりのLEDが照らすのは、道ではなく東京駅の赤レンガ駅舎。
行幸通りを、群衆が練り歩く。ちょっとでも立ち止まると、警備員が飛んでくる。
イルミやツリーを、ただ撮ってもつまらない。
どうせ銀座なら、銀座らしいオブジェクトを、背景に入れるなり絡めるなり。
各界のブランドの意匠やロゴが、鏤められた街。
広告主の戦略に、まんまと乗せられっ放し。
光があると吸い寄せられる。蛾じゃないんだから。
あながち冗談でもなくて、寒空が暗くっちゃ、やっていられない。
青や緑の寒色系の光ですら、暖かく見える。
間に合った。
この時期に紅葉を拝めるとは。
師走も半ばになって、暖冬を感じるようになってきた。
何せ風が暖かい。
イチョウの葉は、太陽光が反射して黄色く見える。
言うまでもなく、日没とともに暗転する。
それからは、自発光している物が被写体となる。
クリスマスシーズンで、ツリーやトナカイが設営されて輝いているが、
この辺りは季節に関わらず、夜の光には事欠かない。
毎年恒例の、Yokohama Yellow。
日本大通りと山下公園通りは、イチョウの並木道。
モミジの紅葉もいいが、イチョウの黄葉が青空に映えて好きなのだ。
但し、山下公園は早朝でないと陽が射さない。
それにしても、今年は色づきが遅い。言うほど暖冬とは感じないが。