【常設展】2017年4月 -April 2017-
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昼と夜。桜と酒。
弘明寺の商店街から、みなとみらいを望む河口まで、およそ5km。
両岸には、途切れる事なく桜が植えられている。
閑静な住宅街からオフィス街、歓楽街へと、背景も移り変わる。
日が暮れたら、撮影は終わり。そのまま夜の街へ吸い込まれた事は、言うまでもない。
二ヶ領用水の水を、耕地面積に応じて平等に分配する施設。
そう聞いても解らないが、百聞は一見にしかず。
上流からの水が、サイフォンだかパスカルだかの原理で中心部から吹き出し、円筒の円周から溢れ出す。
水量が増減しても、仕切りの間口に比例して分配される仕組み。
一定割合だけ取水し、あとは下流へ流す。
水利を巡って地域農民間の争いが絶えず、昭和16年に造られた。
農業用水としては、もう利用されていないが、桜も咲いて、憩いの場。
最上段5枚が平瀬川。小さな川だが一級河川だ。
1枚目で遠望する尾根をトンネルで貫くと、そこで二ヶ領用水と交差する。
二ヶ領用水は平瀬川の川底の下を水路でくぐり、上記の円筒分水から吹き出す。
下流側は紅枝垂桜の並木道。溝の口までブラブラ歩く。