【常設展】2018年10月 -October 2018-
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都心から放射状に伸びる、首都圏の私鉄路線。
丸い緑の壁に阻まれて、起点は分散している。
東急・京王の渋谷、京浜急行の品川、京成の上野、東武の浅草、東武・西武の池袋、西武・京王・小田急の新宿。
ターミナルには、なんとなく特徴があって、
系列のレトロな百貨店やホテルの、ワンフロアに広い改札口があって、その向こうに数面の頭端式ホーム。端には優等列車が悠々と停まっている。
車止めに向かって終着列車がゆっくり入線してきて、降車専用ホームに人がどっと溢れ出す。そんなイメージ。
JRも、東京は東海道方面、上野は東北方面、新宿は甲信方面の玄関口。駅弁や名産品店が旅情を醸し出している。
近年は、地下に潜ったり直通運転したりして、徐々に消えゆく風景。
鉄道の日。明治5年に、新橋〜横浜間を、日本初の鉄道が営業運転を開始した日に由来する。
所要時間は1時間弱。146年後の東海道線では30分。464円也(Suica)。
現在の新橋駅は、煉瓦造りの趣のある駅。SLや鉄道唱歌のモニュメントがあるが、陸蒸気が発車したのは此処ではない。
当時の新橋駅は、汐留駅と名を変え貨物駅となるが、廃止され大規模に再開発。遺構が旧新橋停車場として復元。
当時の横浜駅は、現在の桜木町駅。横浜駅はその後転々とし、二代目は高島町付近。現在のハマエキは三代目。