【常設展】2014年5月 -May 2014-

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2014年5月18日
アンチテーゼ

先月、被災地 (こちら) を見て回って、精も根も尽き果てて帰って来た。
3年前のあの日、我が地元でも大いに揺れた。
生垣が崩れた。柵が倒れた。電柱が傾いた。不気味なひび割れが現れた。不可解な水たまりが発生した。不自然な応急処置のロープが今もたくさん残る。
しかし、津波による被害はなかった。この事がどれほどの明暗を分けたか、明らかであろう。
被災地で失われたものが、こちらには残っている。
被災地で復旧したものが、こちらには元々ない。
3年前には無かったものが、いろいろ造られた。
津波以外の災害によって、失われたものの遺構。
そして、災害の有無にかかわらず、変わらず存在するもの。

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